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SPEED HOUSE MULTICELL CHARGER evo

スピードハウス マルチセル チャージャー evo

SPEED HOUSE MULTICELL CHARGER evo
単4型ニッケル水素バッテリー対応 機能活用マニュアル
対応ファームウェアバージョン OS-1.0.03

※注意

充電器の全ての設定は充電器の電源を抜いても、次回電源を入れた際に最後の設定を記憶しています。使用する前に必ず現在の設定を確認してください。充電電流、-ΔV、容量制限などの設定を誤るとバッテリーが破損、破裂、発火し、生命や身体に重大な被害が発生する危険があります。設定に不明な点がある場合には工場出荷状態にて使用してください。

[システム設定]

■容量制限
「オフ」:充電モードにおいて設定した-ΔV(終了電圧)を検出するまで充電容量に関係なく充電を継続
「オン」:充電モードにおいて■NiMH容量制限で設定した容量まで充電すると充電が終了

-参考-
-ΔV(終了電圧)を動画で解説(6分20秒辺りからご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=hUG8yTu-iFA&t=0s

■活性化充電
「オフ」:充電モードにおいて通常通り充電がスタート
「オン」:充電モードにおいて放電をしてから充電がスタート

■NiMH電圧制限
充電中にニッケル水素バッテリーが設定した電圧を超えた場合、充電が終了します。
本来はバッテリーの電圧が異常に高くなった際の安全機能として使用します。
標準設定は1.55Vですが、それよりも低く設定することで、バッテリーが満充電になる前に充電を終了させることができます。

■NiMH容量制限
容量制限の機能を「オン」に設定したときに、指定した容量まで充電すると充電が終了します。
標準の設定では単4型ニッケル水素バッテリーに合せた値が設定されています。
※単3型ニッケル水素バッテリーを充電する際にはバッテリーの容量に合わせて必ず設定値を増やしてください。設定値を増やさない場合には満充電にならない場合があります。
例:容量が2,000mAhの場合 2,400mAhに設定(容量の約1.2倍にセット)

特別な使い方としては、バッテリー容量の50%に設定することで、充電を約50%で中止することができます。
レース出走直前に100%まで充電することで、バッテリー電圧が高い状態でスタートすることができます。

[セッティング]
■バッテリータイプ

「オート」を選択した場合にはモードの選択の種類が制限されます。

単4型ニッケル水素バッテリーを使用する場合には「NiMH」を選択してください。

 

ニッケル水素バッテリーを選択した場合に使用できる機能

モード別機能説明

「充電」

 

■電流の設定(充電電流設定)
バッテリーの容量と同じ電流値以下に設定してください。
例:容量が800mAhの場合:800mA⇒0.8A


■終了電圧(-ΔV) 充電時に電圧が上昇して最高となり、その電圧から下降した電圧の差を-ΔVと表します。
通常は-ΔV=5mVに設定しますが、この場合には電圧が最高から-5mV下がったときに充電が終了します。
この値を小さくすると充電は満充電の前で終了となりバッテリーの寿命が延びます。
また、この値を大きくするとバッテリーは過充電となり放電力が高くなりますが、バッテリーが破損したり寿命 が短くなる場合があります。

初めて本充電器をお使いになる方は通常の設定-ΔV=5mVで使用してください。
-参考- -ΔV(終了電圧)を動画で解説(6分20秒辺りからご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=hUG8yTu-iFA&t=0s

 

「放電」

■電流の設定(放電電流設定)
単4型ニッケル水素バッテリーの場合には最大で1.0Aに設定できますが、内蔵している抵抗が固定であるため、バッテリーの電圧が低下すると電流値が低下し1.0A流れなくなります。

■放電時間
通常は「無制限」を選択してください。その場合にはバッテリーの電圧が設定した「終了電圧」まで下がった時点で放電は終了します。

特別な使い方としては、例えば時間を3分に設定することで、ミニッツカップの予選を想定した放電を行い、3分間の平均放電電圧を計測することができます。(放電電流を適正に設定する必要があります。参考として●分析の項目で解説しています。)

■終了電圧
設定した電圧になると放電が終了します。ニッケル水素バッテリーの場合には通常0.9Vに設定します。

「サイクルC->D」
「サイクル D->C」

C:Charge(充電) D:Dis Charge(放電)を意味します。

C->Dは充電をしてから放電を行います。

D->Cは放電してから充電を行います。

回数を設定することで、その回数を自動で繰り返すことができます。

 

■終了電圧:「放電」の設定と同じです。

■充電電流:「充電」の設定と同じです。

■放電電流:「放電」の設定と同じです。

 

■サイクル回数

1回から30回まで設定することが可能です。設定した回数動作を繰り返します。

※NiMH容量制限が機能するとサイクルは途中で停止します。設定値にご注意ください。

※充電時の終了電圧(-ΔV)は「充電」で最後に設定した数値となります。

 

動作中の画面の説明は「分析」を参照してください。

 

「分析」

サイクル機能とほぼ同じですがD->C->Dと1回だけ動作します。

各設定についてはサイクルの設定を参照してください。

2回目のD(放電)時のデータに注目してバッテリーの性能を判断します。

①現在のバッテリー電圧
②平均のバッテリー電圧(充電時/放電時)
③現在の電流(充電/放電)
④充電容量(最新の充電時のデータ)
⑤放電容量(最新の放電時のデータ)
⑥経過時間 / サイクル回数 ⑦バッテリーの温度
⑧バッテリーの内部抵抗(接点の抵抗値を含む)

平均放電電圧:放電時に②に表示
放電した時間において維持した電圧の平均値です。 この値が高いほどマシンの加速が良くなり、トップスピードが伸びます。

放電容量:⑤
バッテリーから取り出すことができた電気の容量です。 この値が高いほど走行時間が長くなります。

-参考資料-
レース時間(3分間)を想定して良いバッテリーを選ぶには?

① 手持ちの単4型ニッケル水素バッテリーの放電容量を「分析」にて計測する  
例:充電電流 0.8A / 放電電流 1.0A / 終了電圧 0.9V / 放電時間 無制限で計測を行い、 バッテリーの容量を確認する。その時の放電容量は800mAh = 0.8Ahだった(例)。

②自分のマシンで実際にコースを走行させて走行時間を計測する  
例:走行時間は50分だった。   
⇒マシンが使用した電流の平均は 60分/50分 x 0.8A = 0.96Aと求められる。
⇒シミュレーションとしての放電電流値としては1.0Aが適していことが分かる。

③予選(3分間)に合わせて平均電圧が高いバッテリーを探す  
例:充電電流はお好みで設定 / 放電電流 1.0A / 終了電圧 0.9V / 放電時間 3分
手持ちのバッテリーを全て計測して、平均放電電圧が高い順に並べて、 電圧が高い方から4本のバッテリーの組み合わせが予選用と適していることが分かる。

 

「活性化」
長期間使用しなかったニッケル水素バッテリーは充電を開始した数分後に充電が終了してしまうことがあります。そのようなバッテリーに対して充放電動作を繰り返えし行い、正常な状態に近づけるモードです。
※完全に放電したバッテリー、古くなったバッテリーは状態が回復しない場合があります。

各設定についてはサイクルの設定を参照してください。

D->C->D->C->D->Cと動作します。 単4型ニッケル水素バッテリーの場合には充電電流を0.5A以下にセットすると充電が早期に終了せずに正常な状態に早く近づけることができます。放電容量が正常な状態に近づいたら繰り返しの途中でも終了してください。


[お問い合わせ先]
京商株式会社 ユーザー相談室
TEL: 046-229-4115
お問い合わせフォーム:https://www.kyosho.com/inquiry/ja/index.html

 

[システム設定]

■容量制限
「オフ」:充電モードにおいて設定した-ΔV(終了電圧)を検出するまで充電容量に関係なく充電を継続
「オン」:充電モードにおいて■NiMH容量制限で設定した容量まで充電すると充電が終了

-参考-
-ΔV(終了電圧)を動画で解説(6分20秒辺りからご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=hUG8yTu-iFA&t=0s

■活性化充電
「オフ」:充電モードにおいて通常通り充電がスタート
「オン」:充電モードにおいて放電をしてから充電がスタート

■NiMH電圧制限
充電中にニッケル水素バッテリーが設定した電圧を超えた場合、充電が終了します。
本来はバッテリーの電圧が異常に高くなった際の安全機能として使用します。
標準設定は1.55Vですが、それよりも低く設定することで、バッテリーが満充電になる前に充電を終了させることができます。

■NiMH容量制限
容量制限の機能を「オン」に設定したときに、指定した容量まで充電すると充電が終了します。
標準の設定では単4型ニッケル水素バッテリーに合せた値が設定されています。
※単3型ニッケル水素バッテリーを充電する際にはバッテリーの容量に合わせて必ず設定値を増やしてください。設定値を増やさない場合には満充電にならない場合があります。
例:容量が2,000mAhの場合 2,400mAhに設定(容量の約1.2倍にセット)

特別な使い方としては、バッテリー容量の50%に設定することで、充電を約50%で中止することができます。
レース出走直前に100%まで充電することで、バッテリー電圧が高い状態でスタートすることができます。

[セッティング]
■バッテリータイプ

「オート」を選択した場合にはモードの選択の種類が制限されます。

単4型ニッケル水素バッテリーを使用する場合には「NiMH」を選択してください。

 

ニッケル水素バッテリーを選択した場合に使用できる機能

モード別機能説明

「充電」

 

■電流の設定(充電電流設定)
バッテリーの容量と同じ電流値以下に設定してください。
例:容量が800mAhの場合:800mA⇒0.8A


■終了電圧(-ΔV) 充電時に電圧が上昇して最高となり、その電圧から下降した電圧の差を-ΔVと表します。
通常は-ΔV=5mVに設定しますが、この場合には電圧が最高から-5mV下がったときに充電が終了します。
この値を小さくすると充電は満充電の前で終了となりバッテリーの寿命が延びます。
また、この値を大きくするとバッテリーは過充電となり放電力が高くなりますが、バッテリーが破損したり寿命 が短くなる場合があります。

初めて本充電器をお使いになる方は通常の設定-ΔV=5mVで使用してください。
-参考- -ΔV(終了電圧)を動画で解説(6分20秒辺りからご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=hUG8yTu-iFA&t=0s

 

「放電」

■電流の設定(放電電流設定)
単4型ニッケル水素バッテリーの場合には最大で1.0Aに設定できますが、内蔵している抵抗が固定であるため、バッテリーの電圧が低下すると電流値が低下し1.0A流れなくなります。

■放電時間
通常は「無制限」を選択してください。その場合にはバッテリーの電圧が設定した「終了電圧」まで下がった時点で放電は終了します。

特別な使い方としては、例えば時間を3分に設定することで、ミニッツカップの予選を想定した放電を行い、3分間の平均放電電圧を計測することができます。(放電電流を適正に設定する必要があります。参考として●分析の項目で解説しています。)

■終了電圧
設定した電圧になると放電が終了します。ニッケル水素バッテリーの場合には通常0.9Vに設定します。

「サイクルC->D」
「サイクル D->C」

C:Charge(充電) D:Dis Charge(放電)を意味します。

C->Dは充電をしてから放電を行います。

D->Cは放電してから充電を行います。

回数を設定することで、その回数を自動で繰り返すことができます。

 

■終了電圧:「放電」の設定と同じです。

■充電電流:「充電」の設定と同じです。

■放電電流:「放電」の設定と同じです。

 

■サイクル回数

1回から30回まで設定することが可能です。設定した回数動作を繰り返します。

※NiMH容量制限が機能するとサイクルは途中で停止します。設定値にご注意ください。

※充電時の終了電圧(-ΔV)は「充電」で最後に設定した数値となります。

 

動作中の画面の説明は「分析」を参照してください。

 

「分析」

サイクル機能とほぼ同じですがD->C->Dと1回だけ動作します。

各設定についてはサイクルの設定を参照してください。

2回目のD(放電)時のデータに注目してバッテリーの性能を判断します。

①現在のバッテリー電圧
②平均のバッテリー電圧(充電時/放電時)
③現在の電流(充電/放電)
④充電容量(最新の充電時のデータ)
⑤放電容量(最新の放電時のデータ)
⑥経過時間 / サイクル回数 ⑦バッテリーの温度
⑧バッテリーの内部抵抗(接点の抵抗値を含む)

平均放電電圧:放電時に②に表示
放電した時間において維持した電圧の平均値です。 この値が高いほどマシンの加速が良くなり、トップスピードが伸びます。

放電容量:⑤
バッテリーから取り出すことができた電気の容量です。 この値が高いほど走行時間が長くなります。

-参考資料-
レース時間(3分間)を想定して良いバッテリーを選ぶには?

① 手持ちの単4型ニッケル水素バッテリーの放電容量を「分析」にて計測する  
例:充電電流 0.8A / 放電電流 1.0A / 終了電圧 0.9V / 放電時間 無制限で計測を行い、 バッテリーの容量を確認する。その時の放電容量は800mAh = 0.8Ahだった(例)。

②自分のマシンで実際にコースを走行させて走行時間を計測する  
例:走行時間は50分だった。   
⇒マシンが使用した電流の平均は 60分/50分 x 0.8A = 0.96Aと求められる。
⇒シミュレーションとしての放電電流値としては1.0Aが適していことが分かる。

③予選(3分間)に合わせて平均電圧が高いバッテリーを探す  
例:充電電流はお好みで設定 / 放電電流 1.0A / 終了電圧 0.9V / 放電時間 3分
手持ちのバッテリーを全て計測して、平均放電電圧が高い順に並べて、 電圧が高い方から4本のバッテリーの組み合わせが予選用と適していることが分かる。

 

「活性化」
長期間使用しなかったニッケル水素バッテリーは充電を開始した数分後に充電が終了してしまうことがあります。そのようなバッテリーに対して充放電動作を繰り返えし行い、正常な状態に近づけるモードです。
※完全に放電したバッテリー、古くなったバッテリーは状態が回復しない場合があります。

各設定についてはサイクルの設定を参照してください。

D->C->D->C->D->Cと動作します。 単4型ニッケル水素バッテリーの場合には充電電流を0.5A以下にセットすると充電が早期に終了せずに正常な状態に早く近づけることができます。放電容量が正常な状態に近づいたら繰り返しの途中でも終了してください。


[お問い合わせ先]
京商株式会社 ユーザー相談室
TEL: 046-229-4115
お問い合わせフォーム:https://www.kyosho.com/inquiry/ja/index.html