2015年10月に茨城県・谷田部アリーナで開催されたIFMAR電動オフロードカー世界選手権を契機に、人工芝路面やカーペット路面を採用した超ハイグリップ環境下でのレースが世界の主流になりつつある電動オフロードシーン。日々刻々と移り変わるレースシーンに対応するべく、アルティマRB6が最新トレンドを盛り込んだ“6.6”に進化を遂げました。これまでのレース活動で信頼性の高さを実証してきたサスペンションやステアリングは従来モデルを踏襲するアルティマRB6.6、その最たる特徴は、3種類のギヤボックスを同梱して『リアモーター』、『3ギヤミッドシップ』、『4ギヤミッドシップ』、『ローダウンミッドシップ』の4種類のドライブ方式が選べることにあります。路面グリップが確保できない時に有効なリアモーター、ダートのハイグリップ路面に有効なミッドシップに加え、さらなる低重心化を図った新開発のローダウントランスミッションの採用で人工芝やカーペットなどの超ハイグリップ路面に対応。これにより、1台であらゆる路面への対応が可能となり、ユーザーの走行環境に合わせたより細かいセッティングが行えるようになっています。また、7075-T6のメインシャシーもサイドガードを含めたシャシー幅は従来モデルと同一ながらワイド化を行うことで剛性を高めるとともに低重心化を促進し、よりシャープなコーナリングを実現。バッテリーの搭載方法もミッドシップレイアウトを採用した際は縦置きと横置きから選ぶことができ、走行特性に影響を及ぼすシャシーの重量配分を細かく調整することも可能です。
●2015年5月発売のアルティマRB6 2015(No.34301)をベースにした仕様変更モデル。
●ローダウンミッドシップモーター、ミッドシップモーター、リアモーターが選べる自由度の高いシャシー設計。
●ボールデフには精度の高さとロングライフが魅力のタングステン製デフボールを採用。
●強度が高いスチール製ワンピースホイルシャフトを採用。
●回転精度と確実なトラクション性能を実現したビス締め込み式クランプタイプアルミ製六角ホイールハブをリアに採用。
●大容量スリッパークラッチにより、ハイパワーモーターにも完全対応。
●ガンメタアルマイト仕上げアルミパーツによる精悍な仕上がり。
●X-GEAR製のボールデフグリス、ハイグラファイトグリス、ショックスプリングを同梱。
高い剛性を誇る7075-T6製メインシャシー、路面追従性が高いビッグボアショック、選択可能なモーターレイアウトの採用など電動オフロードシーンの最新スペックを投入。
ハイスピード化とハイグリップ化が著しい昨今のレースシーンに合わせるべく、7075-T6製メインシャシーを従来モデルからワイド化して剛性アップと低重心化を両立。
バッテリーは縦置きと横置きから選択可能(ミッドシップレイアウト採用時)なため、走行するサーキットのグリップやレイアウトに合わせてシャシーの重量配分調整が行える
新開発のローダウンミッドシップトランスミッションは同梱するミッドシップトランスミッションよりもスパー軸の高さが15.5mm低く、シャシー全体の低重心化に大きく貢献。
ミッドシップトランスミッションは3ギヤと4ギヤの2種類を付属。写真の3ギヤは4ギヤに対してスロットルレスポンスが優れているため、よりハイグリップ路面向きとなる。
スロットルレスポンスが3ギヤに比べて、よりコントローラブルな4ギヤのミッドシップトランスミッション。3ギヤと使い分けることができればレースで大きな武器となる。
サスピン用のブッシュはキャスター角±0°/+2°/+4°の3種類が付属。より細かい調整を行うことで、ギャップ走破性やコーナリング特性を高めることも可能だ。
従来モデルと同様にスチール製ワンピースホイルシャフト、ハードタイプボールエンド、クロモリ製アジャスタブルタイロッドを標準装備とすることで耐クラッシュ性を確保。
リアショックのストロークを最大限に確保するために、ガルウイング形状のサスペンションアームを採用。ショックスプリングもリアグリップを高めるミディアムを標準装備。