優れた基本コンポーネンツを有するスコーピオンをベースに、よりレースに特化した純競技車両として数々のモディファイを行い、1983年に登場したトマホーク。発売と同時に国内/海外のオフロードレースシーンを席巻、その活躍は今でも多くのR/Cカーフリークの記憶に刻まれていることでしょう。そんな強烈なインパクトを放った不朽の名車が、復刻を望んでやまない数多くの京商ファンのリクエストに応えるカタチで、ビンテージシリーズ第3弾モデルとして復活を果たしました。シャシーは6061T6アルミ製メインフレーム&鍛造サスペンションアームや、ギヤデフ内蔵2ピースアルミダイキャスト製ギヤボックスなど金属パーツを惜しみなく投入したスコーピオン2014を踏襲しながらも、純レーシングバギーとしての地位を不動のものにすることとなったトマホークならではのスパルタンなダブルデッキスタイルを忠実に再現。もちろん、オリジナルモデルをそっくりそのまま再現するのではなく、現代のR/Cサーキットでの走行や最新パワーソースの搭載を視野に入れた各部のブラッシュアップも図っています。ファン待望の復刻モデルの登場なだけに『眺めて楽しむ』という人も決して少なくないかもしれませんが、トマホークはメカボックスを廃したことによる大幅な軽量化に加え、バッテリーの横置き搭載による最適な重量バランスの獲得によって純レーシングバギーならではのシャープな走りを身上とするマシンなだけに『走らせて楽しむ』ことをお勧めします。
●80年代のレースシーンを席巻したトマホークを復刻。各部を2015年仕様にブラッシュアップ。
●ギヤボックス、オイルショックは組立て済み(付属オイルの注入が必要)。
●鮮やかなカラーリングが再現できるデカール付き。サイドウィンドウの網もデカールで表現。
●リア側のボディマウントは、新規にステーを設けてボディの確実な固定を可能に。
●前後タイヤはオリジナルのイメージを踏襲しつつ、ブロックパターンを適正化しハイグリップな素材を採用。
●ラフな走行から駆動系を保護し、かつあらゆる路面状況に対して微調整が可能なスリッパークラッチを装備。
●メインフレームは皿ネジ加工によりフラット化を実現するとともに、タップ加工によりナット使用数を低減。
●シャシーに使用するビスは一部を除き、確実な締め付けができて作業性も高いヘックスタイプ。
●スコーピオン用の各種オプションパーツによりシャシーのチューンナップが可能。
●ブリスターの採用により、オリジナルのイメージを忠実に再現したパッケージ。
オリジナルモデルの金型で成型したポリカーボネート製のボディ(カット済み)。ダストカバーも兼ねるドライバーフィギュアもキットに付属する。
シャシーの基本構造や材質はスコーピオンを踏襲するが、スコーピオンで採用しているメカボックスを廃したことで約80gの軽量化を実現している。
トマホークの特徴であるダブルデッキ式メカ搭載方法も再現。ブラックFRP製のアッパーデッキを固定するステーは曲がりにくい構造にアップデートしている。
サーボの固定は専用マウントによるビス留め方式に変更し、より正確で確実な操舵を実現(オリジナルモデルはサーボを両面テープとナイロンバンドで固定)。
オリジナルモデルではロアデッキのフロント側をナイロンバンドで固定していたが、復刻版では確実に固定できる樹脂製クランプに改めてシャシー剛性をアップ。
今となっては不要となった機械式スピードコントローラーのヒートシンクだが、あえて樹脂製のメッキパーツで残すことでオリジナルモデルの外観を忠実に再現。
スケール感を高めるルーフのライトバケットに加え、ユーザーの好みで取り付けが選べる新規パーツとしてオリジナルモデルにはなかったライトガードを同梱。
オリジナルモデルと同様のレッドアルマイトが施されたアルミ製シリンダーや、強度に優れるステンレス製サスシャフトを採用したオイルショックを装備。
ナイロンと焼結合金を使い分けて高効率・低走行音を実現した48ピッチギヤ。高速/低速の2種類のギヤも付属する。OPでRB系のボールデフも装備可能だ。