1987年にイギリスで開催された第2回 電動オフロードカー世界選手権の2WDクラスにおいて衝撃のTQ&ワン・ツー・スリーフィニッシュを成し遂げ、当時のR/Cカーシーンに強烈なインパクトを残した不朽の名車、『アルティマ』がビンテージシリーズの第8弾として帰ってきました!
電動オフロードカーシーンに一大旋風を巻き起こしたオプティマの流れを汲んだ2WDレーシングバギーとして、1986年に発売されたアルティマを当時の雰囲気そのままに再現した2019バージョンモデル。しかし、シャシー各部は、現代のR/Cサーキットでの走行や最新のパワーソース搭載を前提としたブラッシュアップを図ったビンテージシリーズのコンセプトを継承しています。その一例となるA6061T6のアルミニウム合金を採用したモノコックフレーム、現代のサーキットにフィットするブロックパターンがオールマイティな特性を示すマルチピンリヤタイヤ、駆動ロスを低減するフルボールベアリング化、耐久性に優れる焼結金属を採用したギヤ類、高い耐クラッシュ性を誇る樹脂製のリヤウイング、標準装備となったスリッパークラッチやモーターガードなどは、オリジナルモデルの仕様とは異なる進化を果たし、走りの面でもオーナーの所有欲を満たす充実のスペックが与えられています。
世界の頂点を極めた走りに、さらに磨きがかかった2019バージョンモデルで、懐かしくも新しいドライブフィーリングを体感してみてはいかがでしょうか?
●オリジナルのアルティマを忠実に再現しつつ、昨今のパワーソースに対応するべく各部をアップグレード。
●オリジナルモデルの雰囲気をそのまま再現した、ドライバーが搭乗するポリカーボネート製ボディ。
●フルボールベアリング(14個)
●クラッシュによるバッテリーの短絡を防止するバッテリーガードを装備。
航空機材A6061T6アルミニウム合金をプレス加工後、熱処理を施して最大の強度を確保したクリアアルマイト処理済みのモノコックフレームに、ガラス混入ナイロン樹脂成型のアッパーデッキを組み合わせて、軽量ながらハードな走行にも耐えうる高い剛性を確保。現行のさまざまなバッテリーに対応可能なバッテリーステーは面ファスナー(KYOSHOロゴプリント付バッテリーストラップが付属)でバッテリーの着脱もイージー。
オプティマの流れを汲んだ前後ダブルウィッシュボーン式サスペンション。前後のジオメトリーをほぼ同一にすることで、あらゆる速度域でも安定したハンドリングを確保。ロアアームは耐久性が高い耐衝撃ナイロン製で、アッパーアームもキャンバー調整が可能な金属製ロッドを採用。オプションでチタンアジャストロッド38mm (No.92413)を用意(F、R共通)。
オプティマと同じ外径12mm大容量タイプのオイル封入式ショックが高い走行安定性とギャップ走破性を発揮。ショックタワーもナイロン樹脂成型のロングタイプとなり、現代のR/Cサーキットに合わせたチューニングがなされている。 オプションのゴールドダンパーも装着可能。OTW128B(F)、OTW129B(R)。
現代のレーシングバギーと同様のアルミパイプに金属製スプリングを組み合わせたサーボセイバーと、メタルブッシングタイプのアルミ製ステアリングリンクとの組み合わせでジオメトリーを適正化しつつ、ガタつきのない安定したステアリングフィールを実現。オプションでボールベアリング化も可能。また、オプションでチタンアジャストロッド50mm(No.92416)を用意。
樹脂製ブッシュの入れ替えによってトー角を1°、2°、2.5°の3種類から選択できるリヤハブキャリア。走行するシチュエーションに合わせて細かいセッティングが可能。
オリジナルモデルでは08ピッチが採用されていたギヤモジュールは、より細やかで駆動ロスが軽減される48ピッチに。加えて、高強度の46ナイロンを採用した1stギヤ57Tを新設し、それ以外のすべてのギヤは抜群の耐久性を誇るオプティマ用の焼結金属製にアップグレード。抜群に走行フィールが向上するOTW101C オプションボールデフも装着可能。
ギヤボックスには、ジャンプの着地時など急激な負荷変化から駆動系を保護するスリッパークラッチを標準装備。調整もイージーで、さまざまな路面コンディションに対応。オプションでハイパワーかつハードな走行にも対応したSCW021 HDスリッパーパッドも用意。
オリジナルモデルではオプション設定だったモーターガードを標準装備、材料はA6061T6材で耐久性アップ。2種類の高さを選べる樹脂製ウイングマウントを追加。また、専用シムで3°~6°の角度調整も可能。ポリカーボネート製だったリヤウイングも樹脂製に仕様変更し、クラッシュ時の耐久性をアップ。ウイングは純正のホワイト以外の5色を設定したオプションも準備、ドレスアップも可能。
リヤタイヤはオリジナルのハードブロックのイメージを踏襲しつつピンの配置を適正化、異なる路面でも安定したグリップを発揮するマルチピンタイプを標準装備。オプションでソフトOTT244SとハードタイヤOTT244Hを用意。オリジナルモデルでは3ピースだった50mmホイールも剛性の高いワンピースへと進化。オプションで純正のホワイト以外に3色を用意。