世界選手権を8度にわたって制覇し、いつの時代も“最強”と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを発揮し続けてきた1/8スケールのエンジンレーシングバギー『インファーノ』。2008年10月に発売を開始した“MP9”は、2010年にタイで開催されたIFMAR主催の第12回世界選手権での優勝に加え、国内の全日本選手権でも6度の優勝を飾るなど、輝かしい戦歴でシーンを牽引してきました。その最新モデルであるTKI4をベースに厳選したオプションパーツを標準装備して戦闘力を高めたMP9シリーズ誕生10周年記念モデル『インファーノ MP9 TKI4 10th Anniversary Special Edition』に、組立て済みのシャシーキット“スペックA”が登場。このスペックAは専門知識をもった熟練スタッフによる工場半完成品で、ビッグボアダンパーやギヤデフなどのノウハウを要するパートも組立て済み。出荷前に元世界チャンピオンにしてインファーノの設計者である金井祐一氏が全車チェックを行う万全の態勢を採用しており、ユーザーは購入後にメカ類とエンジン関係を搭載するだけで即レース参戦可能というハイスペックな仕上がりとなっています。
<購入後、お客様に行っていただく作業>
●サーボ、受信機などメカ類の搭載とリンケージ
●ボディ塗装&デカール貼り(ボディは工場にてカット済み。ただし、エンジンヘッドと排気部分は搭載するエンジンによって位置が異なるため未カットのまま)。
●タイヤとインナーを別途購入してホイールに接着。
●エンジン、クラッチ周り、マニホールド、マフラーを搭載。ハイピング、リンケージおよびエアクリーナー組立て&取り付け。
●ウイングの組立て&取り付け。
熟練の組立てスタッフが組上げたシャシーを金井祐一氏が自ら1台ごとにチェック。組立て方法はもちろん、実際にメカやエンジンを仮組みして細かい部分にまで目を光らせる。
スムーズな動きをより長期間持続し、なおかつシリコンオイルの汚れを低減する硬質メッキを施したスレテッドビッグダンパーケースを標準装備。ピストンもさまざまなコースに合わせやすいスタンダードなφ1.3m×8穴に変更。
路面の細かいギャップの吸収性に優れ、かつグリップ感がアップし前進力が向上するエアレーションキャップセットを標準装備。ダンパーブッシュもダンパー取り付け部分の形状を見直したことで、より適正なダンパー固定が可能となるライトウェイトタイプを採用。
アッパーロッドのバルクヘッド側取り付け位置をTKI4標準から2mm高くしたハードフロントダンパーステー&ハードフロントアッパーサスホルダーを装備。ロール時のキャンバー変化を最適化するとともに、ステアリングの初期反応と応答性も向上。
フロントハブキャリアはTKI4標準のキャスター13°のものから、より角度の大きい17.5°のものに変更。ギャップの多い路面やコーナーで引っかかりが多い路面における走行安定性を大きく向上。
スロットルレスポンスと加速性がアップする47Tのスパーギヤを標準装備(TKI4標準は46T)。また、フロント/センター/リアの各デフに使用しているベベルシャフトは、スロットルON・OFF時のレスポンスやブレーキング時の制動性を向上するライトウェイトタイプに変更。ブレーキパッドはプレートとの特殊接着方法によって高い耐久性と信頼性を実現。
回頭性、旋回性、トラクション性能などレースシーンで求められるすべて要素を高次元でバランスしたカット済のクリアボディが付属。